これまでに経験したどの夏より今年が暑い。

あんまりに暑いので、絶賛夏バテ中。

とにかく、元より人並みより低いHP・MPがさらに半分に制限されているような、そんな感覚で、仕事にしろ生活にしろ何にしても力が湧いてこない。

絵を描くのも、ギターを弾くのも、中国語を勉強するのも、全部おざなりになってしまっている。

いやまぁ、夏バテを言い訳にしている節もあるのかもしれないが・・。

唯一相変わらずで取り組んでいるのが、3DCGソフトのBlender。

毎日2時間くらいはPCデスクに座ってBlenderを起動してうんうん唸りながら何かしらを作っている。

29歳にして、それまでやったことのなかった3DCG制作にハマるだなんて・・。

人生は本当に奇妙なものだという感じがする。

いや、多分人生なんてそもそもカオスなものなんだろうとは思う。

ただ僕らは普段「アラサーの人間が急に3DCG制作に熱中し出す」ようなことを珍しいものだと捉えているだけだろう。

3DCGの勉強をすればするほどに、僕はBlenderに搭載された機能の1000分の1さえ使いこなせていないだろうという考えに囚われ、茫漠とした空間に1人置いていかれたような不安な気持ちになる。

それでも何かを作る度に感じる喜びと、もっと作りたいという意欲が僕の背中を押してくれているので、挫折せずに続けられている。

僕は20代中盤になってようやく創作する喜びを知ることができたように思うが、それは大分遅咲きなので、甥っ子たち(7歳と3歳)にはもっと早い段階でそういう喜びを知ってもらえたらいいなと思ったりする。

親ではないしあまり口出しはしたくないので、少し離れたところから彼らの成長を見守るような存在でいたいと思う。

そういえば、再来週に長崎へ旅行するのだが、こうも暑いと観光するのもおっくうになる。

喫茶店巡りのようなインドア風味の楽しみを開拓しようか。

半年以上前に読み始めてまだ全然読み切っていないマルケスの『百年の孤独』を持っていこう。

学生時代や、大学を出て数年くらいはしょっちゅう旅に出ていた。

それが今や、旅なんてものとはほとんど縁がなくなってしまった。

ヒッチハイクしまくって奔放に旅をする友達の様子をSNSで見ていると、ああ何て素敵なんだろうと胸がいっぱいになる。

僕も学生時代はヒッチハイクで旅をしていたことがあるが、あの頃の行動力はどこへやら。やれやれ。

今月の後半に仕事でプロジェクトの異動がある。

今のプロジェクトのリーダーが、いわゆるマイクロマネジメント癖がある人で、適当なところがある僕とは大変相性が悪かった。

異動になってせいせいしたという感じではあるが、また一から新しい上司や同僚と関係を築いたり仕事を覚え直さなければならないのは面倒だ。

異動までに、とにかくこの無気力症とも呼ぶべき夏バテを克服しなければ。

多分僕は同世代の大人の中では暇な人生を送っている方だが、それでもやらなければならないことは多い。

面倒くさい、面倒くさいと思いながら何とか日々をやり過ごしている。

20代にして結婚して子供を授かっている人も大勢いるのだと考えると、とても自分にはできそうにないと思う。

(たかだか)夏バテでひぃひぃ言ってるのだから。

しかし裏返せば夏バテしていられる程度には暇で自由であるということで、それ自体は悪くないなとも思う。

とにかく何よりも自由であることを望んでいた10代の自分からすると、今の自分は結構満ち足りた状態の方かもしれない。

自由、自由。僕はあまり積極的な自由を欲しがらないが、何かに行動や思考を制限されない消極的な自由を何より大切なものだと考えている。

夏バテする(できる)自由を今年は楽しんでみることにするか。